令和4年3月16日の福島県沖地震により、東北大学附属図書館は設備の破損などをはじめとする大きな被害を受けました。
中でも、本館と農学分館の被害が大きく、両館で落下した書籍は合わせて27万冊にも及びました。
これに対して、「東北大学課外・ボランティア活動支援センター学生スタッフSCRUM」と 「東北大学地域振興プロジェクト"HARU"」の二つの学生ボランティア団体から支援の申し出をいただきました。
３月末から一か月の間に合計140時間もの作業協力があったことにより、両館ともに当初の予想を上回る早い時期にサービスを再開できました。
これらの尽力に対し、令和4年7月21日に大隅典子附属図書館長から両団体に感謝状が贈呈されました。
学生団体からは「図書館はいつも使っており、地震後にほとんどの書架から本が落ちているのを見て愕然とした。実際に作業をしてみると着々と復旧する手応えがあり活動して良かったと感じた。」等のコメントをいただきました。
被災した図書館への支援に対し館長から感謝状が贈られるのは、平成23年の東日本大震災以来となります。

※地震復旧の状況に関しては以下を参照ください。
http://www.library.tohoku.ac.jp/news/2021/TUL_EQ20220316report1.html