【本館】「林鶴一関係資料」の利用が可能になりました
2021年01月29日
東北大学図書館初代館長である林鶴一教授の関係資料約1,800冊が、「林鶴一関係資料」として
本館書庫地下2階に配架され利用が可能となりました。この資料は、これまで様々な研究機関を
経ており、カビや埃による汚損・破損の状態でしたが、田嶋記念大学図書館振興財団の助成を受けて
燻蒸とクリーニング処理を行い、当館の貴重な蔵書として甦りました。
当図書館には第2代館長の「武内文庫」、第5代館長の「小宮文庫」、第9代館長の「中村文庫」、 第11代館長の「金谷文庫」が既に所蔵されていますが、記念すべき初代館長の蔵書も加わることに なります。
数学者で東北帝国大学理学部教授でもあった林鶴一は、和算研究の第一人者として知られる一方で、 数学に関する中等・高等教科書や啓蒙書などの著作も多く残しています。
この度公開した資料は、大半は本人が研究のために収集したと考えられる数学分野のものですが、 『女子算術教科書』のように中学校教員の人材育成の立場から収集したと思われる資料もあります。 ほかにも、雑誌論文の抜き刷りや林自身の書き込みと思われる資料も一部あり、全体の4分の3を 洋書が占めています。
林鶴一を研究する者にとって、同氏がどのような資料を収集し研究を進めていったか、教育者として どのように後進を導いてきたかを知ることができる貴重な資料群です。
入庫あるいは出納による利用が可能ですので、詳しくはメインカウンターにお尋ねください。
(2025.04.18)
現在は本館2号館に準貴重書として保管されています。
利用希望につきましては、以下のページをご参照ください。
【貴重図書等の利用について(本館)】
https://www.library.tohoku.ac.jp/collection/rare/main.html
当図書館には第2代館長の「武内文庫」、第5代館長の「小宮文庫」、第9代館長の「中村文庫」、 第11代館長の「金谷文庫」が既に所蔵されていますが、記念すべき初代館長の蔵書も加わることに なります。
数学者で東北帝国大学理学部教授でもあった林鶴一は、和算研究の第一人者として知られる一方で、 数学に関する中等・高等教科書や啓蒙書などの著作も多く残しています。
この度公開した資料は、大半は本人が研究のために収集したと考えられる数学分野のものですが、 『女子算術教科書』のように中学校教員の人材育成の立場から収集したと思われる資料もあります。 ほかにも、雑誌論文の抜き刷りや林自身の書き込みと思われる資料も一部あり、全体の4分の3を 洋書が占めています。
林鶴一を研究する者にとって、同氏がどのような資料を収集し研究を進めていったか、教育者として どのように後進を導いてきたかを知ることができる貴重な資料群です。
(2025.04.18)
現在は本館2号館に準貴重書として保管されています。
利用希望につきましては、以下のページをご参照ください。
【貴重図書等の利用について(本館)】
https://www.library.tohoku.ac.jp/collection/rare/main.html

