TOHOKU UNIVERSITY LIBRARY 東北大学附属図書館

TOHOKU UNIVERSITY LIBRARY 東北大学附属図書館

111周年を迎えた附属図書館の未来

館長写真
附属図書館創立111周年記念ロゴ

 本学の前身である東北帝国大学が1907年に創立された4年後、1911年6月14日に図書館が設立されました。今年はちょうどおめでたい「111周年」の節目に当たります。当時の図書館の建物は片平キャンパスにあり、今では史料館として使われていますが、川内キャンパスにある現在の本館は、1972年に、鬼頭梓氏の設計により竣工されました。ちょうど半世紀経った今でもなお、モダンな印象で開放的な学びの空間を創り出しています。

 さて、開学時の東北帝国大学は「研究第一」を理念の1つとして掲げました。「実学尊重」という理念も、「虚学」に対峙する数学、物理学、化学等の自然科学として位置づけられており、つまり、本学は設立当初から「研究大学」を標榜していたことになります。とはいえ、初代総長の澤柳政太郎は早くも1912年より江戸学の宝庫とも称される「狩野文庫」の受入を開始し、総合大学としての発展を想定していました。澤柳の願いが叶い、実際に法文学部が設置されたのは1922年で、今年は総合大学となって100年目ということでもあります。

 大学図書館は学生の修学のみならず、研究活動を支える大事なインフラでもあります。また「門戸開放」の理念は、現在、さらに国際化の推進に繋がっています。学術情報のディジタル化にも対応した未来の図書館として、次の222周年を迎えられるよう、附属図書館もアップデートを加速していく必要があるでしょう。



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