図書系職員採用に向けて(館長メッセージ)
附属図書館長から、図書館職員を目指すあなたへ
東北大学附属図書館長
大隅 典子
2020年の春、世界中で新型コロナウイルス感染症への対応に苦慮している今、就職を考えているみなさんは、
大変な時期に就職活動しなければならなくなったと不安を抱えられているかもしれません。
しかし、こういう時期だからこそ、大学図書館もwithコロナ・postコロナの新たな時代にふさわしいギアチェンジが必要であり、そのために果敢に挑戦する人材を求めています。
このため、東北大学附属図書館では、特に次のような諸課題に一緒に取り組む職員を募集します。
- 大学の研究活動を支援するためのオープンサイエンスの推進にむけた方策の検討
- 国内及び海外からの学生や教職員と協働した国際共修への寄与
- 古典資料を始めとした知のデジタルアーカイブ化および活用のための発信
現在の大学図書館が抱える懸案は、どれもひとつの図書館だけでは解決が難しいものばかりです。
国内においては国立・公立・私立の壁を超えて懸案ごとの検討チームを立ち上げ、海外の図書館職員・研究者とも協力しながら課題の解決に立ち向かっています。
これから就職されるみなさんが活躍する時代には、いっそう幅広い分野の人々とともに働き、他業界の事例も踏まえながら、これまでになかった学習・教育研究環境を整備することになるでしょう。
また、大学図書館職員は、図書館員である前に大学職員でもあります。指定国立大学法人として世界に伍する最先端の研究を推進している東北大学の附属図書館として、 図書館業務の枠に留まることなく、学生や研究者たちに望まれている支援に柔軟に対応し、新たなアイデアを持って一緒に殻を破り続けていきましょう。
さあ、貴方が大学で学んだ知識と研究メソッドを、図書館および大学の運営に生かしてみませんか?
2020年5月
◆ 東北地区国立大学法人等職員採用試験実施委員会ウェブサイト
◆ 令和5年度東北地区国立大学法人等職員採用事務系(図書)第2次専門試験案内