東北大学附属図書館 夏目漱石ライブラリ

道 草

(初 出)朝日新聞 大正4年6月3日~9月14日
(単行本)大正4年10月 岩波書店

(内 容)
「道草」は漱石唯一の自伝小説だとする見方はほぼ定説だといってよい。すなわち、「吾輩は猫である」執筆前後の漱石自身の実体験を「直接に、赤裸々に表現」したものであるというのである。だが実体験がどういう過程で作品化されているかを追求してゆくと、この作品が私小説系統の文学とは全く質を異にしていることが分る。(岩波文庫解説より)

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