入学式の大野総長の祝辞において附属図書館のコレクションに言及

本日行われた入学式において、大野総長からの祝辞の中で附属図書館所蔵の「狩野文庫」「漱石文庫」について触れられました。


 はじめに「研究第一主義」についてお話しします。
 世界トップレベルの研究を進める総合大学にとって、基礎資料や文献などの学術資源の集積は極めて重要です。初代総長の澤柳政太郎先生が、本学の文系学問の礎とするために整備した著名な文献コレクションとして、「狩野文庫」があります。これは、澤柳総長と親交が深い教育者であり、またわが国きってのエンサイクロペディストでもあった狩野亨吉による10万8千冊に及ぶ蔵書コレクションです。国宝二点を含む卓越した和漢古典の研究資料として知られ、「古典の百科全書」あるいは「江戸学の宝庫」とも称されています。
 もう一つ例を挙げましょう。夏目漱石の名前を知らない方はおられないと思いますが、漱石の蔵書に加え、日記、ノート、試験問題、原稿等の自筆資料を含む「漱石文庫」も本学附属図書館に納められています。漱石の門下生で、本学の第五代図書館長でもあった小宮豊隆先生のご尽力によるものです。なお、漱石が晩年に暮らした早稲田南町の漱石山房が空襲で焼けてしまったことから、本学は漱石研究において重要な役割を果たしていることになります。
皆さんも展示などで見る機会も多いと思います。ぜひ総合大学の学問の香りを感じてほしいと思います。

祝辞全文はこちらよりご覧いただけます。

東北大学附属図書館ではこの他にもたくさんの著名な文庫を所蔵しています。主だったものは主要特殊文庫一覧の通りです。
所蔵する貴重な資料の一部は電子公開しています。東北大学デジタルコレクションで検索してみてください。
また、漱石文庫については夏目漱石ライブラリをご覧ください。
これらの資料は展示会でご覧いただくことができます。どうぞ貴重な機会をお見逃しなく! 過去の展示会の情報はこちらから確認できます。
また、狩野文庫・漱石文庫については所蔵資料をモチーフにしたオリジナルグッズを発売しています。お買い求めは東北大学生協川内北キャンパス店にてどうぞ。

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