東北大学附属図書館 夏目漱石ライブラリ

それから

(初 出)朝日新聞 明治42年6月27日~10月14日
(単行本)明治43年1月 春陽堂

(内 容)
 若き代助は義侠心から友人平岡に愛する三千代をゆずり自ら斡旋して二人を結びあわせたが、それは「自然」にもとる行為だった。それから3年、ついに代助は三千代との愛をつらぬこうと決意する。「自然」にはかなうが、しかし人の掟にそむくこの愛に生きることは二人が社会から追い放たれることを意味した。 (岩波文庫解説より)

(自作への言及)
 色々な意味に於てそれからである。「三四郎」には大学生の事を描たが、此小説にはそれから先の事を書いたからそれからである。「三四郎」の主人公はあの通り単純であるが、此主人公はそれから後の男であるから此点に於ても、それからである。此主人公は最後に、妙な運命に陥る。それからさき何うなるかは書いていない。此意味に於ても亦それからである。(『それから』予告)

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