【本館】朝日新聞文化財団助成による秋田家史料修復のお知らせ
附属図書館では、今年度、公益財団法人 朝日新聞文化財団の助成により、
秋田家史料のうち、劣化が著しい絹本彩色史料4点の修復を行いました。
秋田家史料とは、陸奥国三春藩主秋田家に伝来した史料群です。
秋田氏は、鎌倉時代に津軽十三湊を本拠とした安東氏を祖とするもの。
秋田家史料は本学所蔵の北方史史料の中でも白眉ともいえるもので、
その全体が貴重図書に指定されています。総数4,000を超える史料群は、
当主肖像、中世文書、貴重な典籍、名筆や当主自筆の書画などから構成され、
秋田家の活動を知る上で、非常に貴重なものとなっています。
来年1月から2月にかけて、今回の修復史料を含む秋田家史料展示を開催予定です。
典雅なものも多くあり、大変見ごたえのある展示となりそうです。お楽しみに。
なお、今回修復の終了した史料は以下の4点です。
秋田就季筆和歌(いつまてか云々) 秋田頼季筆額
秋田延季画(梅の図) 秋田愛季詠草