【教育FD】学術雑誌の動向に関するセミナー2019を実施しました

 附属図書館では、学術雑誌購読を巡る課題と、世界的な潮流であるオープンサイエンスを支えるオープンアクセスについて学内の教職員に考えてもらうためのイベントとして、2019年4月から9月にかけて研究推進部研究推進課と共催で標記セミナーを実施しました。


 セミナーは早坂忠裕理事・副学長(研究担当)のご挨拶に始まり、「学術雑誌は誰のもの? :研究力強化とオープンアクセスのリテラシー」と題した大隅典子附属図書館長の講演及び参加者との質疑応答といった構成で行われました。各分野の特性や参加のしやすさを考慮し、学内の各キャンパスを半年かけて巡る計6回の連続セミナーとしました。


 目まぐるしく情勢が変わる旬のテーマを長期間にわたって取り上げたことから、毎回プレゼン内容がアップデートされ、フィーチャーされるトピックスも流動的という躍動感あふれるセミナーとなりました。
 また、図書館に関する話題というよりは教員自身の研究に対する考え方、研究成果発信の在り方など多様なトピックスに関係することから、初回の片平キャンパスは研究推進・支援機構知の創出センターと、青葉山北会場では理学部・理学研究科と、最終回の川内会場では文学研究科とそれぞれ共催するなど、教員組織との連携を積極的に行いました。青葉山キャンパスでの開催時には、河村純一研究推進・支援機構URAセンター長にご挨拶をお願いし意見交換にも参加いただきました。


 さらに3回目の青葉山東会場(工学部・工学研究科が主対象)からは、全学の教育FDとしての申請も行い、ISTU(東北大学インターネットスクール)からの動画と資料の公開も行いました。
 セミナー実施期間の途中には、附属図書館商議会(運営委員会に相当)の席上でも同セミナーのダイジェスト版が実施され、本学の学術情報資料選定に関わる教員に向けて、オープンアクセスの中でも特に電子ジャーナル購読を巡る最新動向に関して意見交換が行われました。


 全6回のセミナーにおける参加者は149名、ISTUでの視聴数は90回を超えました(2019年10月1日現在)。ISTUでの公開は来年1月末までを予定しており、それらは教育FDの受講としても認められます。


 附属図書館としては、今回のセミナーでいただいたご意見を参考に、本学の効果的な研究成果発信及び学術情報の十分な整備に向けて検討を続けてまいります。

 ■セミナー周知のページ:
 http://www.library.tohoku.ac.jp/news/2018/20190329.html
 ■学友会新聞部の取材により作成された記事:
 https://ton-press.blogspot.com/2019/08/gakujutsuzasshi.html
 https://ton-press.blogspot.com/2019/08/ohsumi.html(ネット限定)


 ■実施内容に関する問い合わせ:lib_seminar2019(あっと)grp.tohoku.ac.jp

【写真1】初回セミナーでの早坂理事からのご挨拶(片平キャンパス)
 早坂理事からのご挨拶

【写真2】大隅先生の講演(片平キャンパス)
 大隅先生の講演

【写真3】青葉山コモンズで開催されたセミナーの様子
 青葉山コモンズで開催されたセミナーの様子

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