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  □第二部 江戸庶民の食事 資料一覧 (11/24)      
 
11) 御聖代節用学問 鉦扈荘英 歌川豊国絵 寛政11年(1799)

初鰹売り。江戸の初鰹は湘南近海でとれたもので、とれるとすぐに船で日本橋の魚河岸に運ばれた。「初物」を食べると75日長生きすると言われるが、特に「初鰹」は食べると750日長生きするとも言われた。 『御聖代節用学問』は、いにしえの教えや教訓を具体的なたとえでわかりやすく述べたもの。倹約のため初鰹を買いしぶる客に対し魚売りが「礼記に嘉肴ありといえども食らはざればそのうまきを知らず」(どんなご馳走でも実際に食べてみなければその美味しさが分からない)と言っている。
 
   
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