東北大学附属図書館 HOME図書館概要活動内容 企画展 平成16年度東北大学附属図書館企画展
「江戸の数学 −いま、和算がおもしろい!−」
展示概要


■平成16年度企画展
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・東北大学附属図書館
 〒980-8576
 仙台市青葉区川内27-1
 TEL: 022-217-5911

 
第1部 「和算の誕生と発展」

  中国の数学の影響から生まれた和算は、「塵劫記」という江戸期を通じたベストセラーの誕生により、大きく発展することとなります。多くの和算家がさまざまな著作を刊行し、和算の発展に寄与することとなりました。

▲ 吉田光由 「塵劫記」 寛永8年版 ▲ 今村知商 「竪亥録」


第2部 「和算の普及」

  関孝和により独創的な成果をえた和算は、それ以降関流を中心に普及・発展することとなります。また、算額(問題を記録した額)を神社などに奉納する風習は、全国各地に広まりました。

▲ 関流免許状 ▲ 関孝和 「大成算経」


第3部 「実学への応用」

  和算書の中で育てられてきた測量・土木の技術は、伊能図や全国各地の灌漑・治水に大きく生かされることとなります。和算家たちの手による測量書に、その成果を見ることができます。

▲ 小野友五郎校 「量地図説」 ▲ 伊能忠敬述 「量地伝習録」


第4部 「東北の和算」

  仙台藩士の戸板保佑により仙台にもたらされた和算は、和算家たちの交流により東北全体に広まりました。また、山形の和算家会田安明が関流に対抗して創始した最上流も、山形や福島などに広まり、東北地方は多くの和算家を生み出すこととなりました。

▲ 会田安明 「当世塵劫記」 ▲ 千葉胤秀 「算法新書」


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