詳細案内
そういった環境や利用者の変化に対して、図書館はどのようにサービスを提供していけばいいのでしょうか。
それを知るためには、図書館及び利用者等を改めて分析する必要があります。
利用者を知る手段として、多くの大学図書館がアンケートやインタビューを実施していますが、その手法が正しいのか、 収集した情報を正しく分析・活用することができているのか、疑問を感じている方も多いのではないでしょうか。
この研修では、講演を通して利用者調査の基礎を学び、理論に基づいた利用者調査をしている図書館の事例を聞くことで、 自館での応用につなげ、適切なアンケートで利用者ニーズを発掘し、よりよい図書館サービスを行えるようになることを目的とします。
また、第3期の特別企画として「Smiley Library プロジェクト」を実施します。
これは今研修での集まりを機に、2011年3月11日に起こった東日本大震災からの復興、東北地区の大学図書館関係者の交流等を継続的に推進し、 広報資料等の作成を通じて内外にアピールしていくものです。
講師紹介
木村邦博
近著:2006 『日常生活のクリティカル・シンキング-社会学的アプローチ-』河出書房新社のほか、社会意識・階層意識の計量的分析、社会的意思決定の数理モデルを研究テーマとして論文、著書多数ご執筆です。
木村先生のサイト
(東北大学文学研究科教授)
上岡真紀子
慶應義塾大学医学メディアセンターから図書館員としてのキャリアを開始。慶應義塾大学内の情報リテラシー教育、利用者調査に係わる。図書館員や学生の学びへの支援を研究テーマに、慶應義塾大学文学研究科後期博士課程に在籍中。
(慶應義塾高等学校図書室)