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  □第四部 仙台藩の食と名産品 資料一覧 (22/22)     
 
22) 白石温麺(うーめん)

政宗の重臣片倉小十郎景綱の城下町白石の名産で、寒葛、和紙とともに「白石の三白」として名を馳せたのが「温麺」である。佐久間洞巖が仙台藩の地誌について著した『奥羽観蹟聞老志』では、「雲麺」の名で「千絲白髪」のような麺と紹介されている。伝承によると元禄2年(1689)、白石の酒造家大畑屋鈴木家の浅右衛門が、病気の父親のために油を使わないそうめんを作ったのが始まりとされている。やがてこの麺は評判となり、片倉家から伊達家へ献上品として用いられた。
 
   
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