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  □第三部 江戸の菓子・酒 資料一覧 (16/18)      
 
16) 唐菓子譜 文化11年(1814)

唐菓子(とうがし・からくだもの)とは、米粉や小麦粉などの材料を油で揚げた、7〜9世紀に唐からもたらされた菓子。現代に至るまで春日大社や下賀茂神社などで神饌として使われている。本書も、『和名類聚抄』『江家次第』『源氏物語』『庭訓往来』『吾妻鏡』『楚辞』『通雅』『字典』など、宮中行事が記録されている儀式書・物語・往来物などの例をひきながら、当時の実際の唐菓子の図を記している。 本文中に見える「高橋家」は、御厨子所といって、天皇の朝夕の膳を供し、節会の酒肴をつかさどっていた。
 
   
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