日・EUフレンドシップウィーク

2004年 日・EUフレンドシップウィークイベント報告

拡大するEU展

EDC (European Documentation Centre) Open Day

東北大学附属図書館は、EU資料センターに指定されています。
駐日欧州委員会代表部が主催する日・EUフレンドシップウィークの一環として、下記のとおりイベントを開催しました。
展示会場写真
拡大するEU
EU(欧州連合)は、2004年5月1日にそれまでの15ヶ国体制から、中欧、東欧、地中海の10ヶ国を加えた25ヶ国体制へ移行しました。

1993年から数えて第五回の加盟国拡大なのですが、今回の拡大の大事な点は、地理的には、ヨーロッパとされる地域のほぼ全域をカバーする領域にまで拡大し、政治的には、旧共産主義国圏も包含する領域にまで拡大したことです。

新規加盟国は、チェコ、エストニア、キプロス、ラトヴィア、リトアニア、ハンガリー、マルタ、ポーランド、スロヴェニア、スロヴァキアです。今回のEU展では、新EUの領域が分かるように地図を展示しました。

展 示 内 容
ユーロについてのパネル展示
拡大EUの地図展示
ポスター、小冊子、パンフレット等の展示
EUグッズ、広報誌Europe最新号、パンフレット等の配布

期    間
平成16年5月17日(月)〜5月28日(金)
※土曜日・日曜日・祝祭日は除く
※時間は9:00〜17:00まで

会    場
東北大学附属図書館本館2号館1階

日・EUフレンドシップウィークについて
日・EUフレンドシップウィークは、日本における欧州委員会の代表である、駐日欧州委員会代表部が毎年5月に開催する、一連のスポーツ、学術および文化などの交流イベントで、欧州連合(EU)に関する理解を深めることを目的としています。

期間中は、多くのパートナーの協力のもとで、公開講座、セミナー、シンポジウムなど、様々なイベントが開催されました。 東北大学附属図書館で行った"EDC Open Day"もその一環です。

EDC ( European Documentation Centre = EU資料センター)とは
EDCは、欧州委員会が欧州統合の研究を促進するため、また欧州連合およびその政策に関する情報を一般の人々にも提供するため、設置されたものです。

各資料センターには、EUの公式出版物や資料が送付されます。現在世界中に約500のEDCが設けられており、日本国内には現在19の大学にEDCが設置されています。

その他、国内では国立国会図書館がDepositary Library : DEP = 寄託図書館となっており、また日欧産業協力センターに特別EDCが設置されています。

東北大学附属図書館は、1983年に資料センターに指定され(当時は「EC資料センター」)、学内の方をはじめ、一般の皆様にEU関連の資料を提供しています。

EU加盟国数の推移
EU加盟国数
1973年1981年1986年1995年2004年
9か国10か国12か国15か国25か国
EU加盟国名
全25か国(2004年)
アイルランドイタリア共和国英国オーストリア共和国
オランダ王国ギリシャ共和国スウェーデン王国スペイン
デンマーク王国ドイツ連邦共和国フィンランド共和国フランス共和国
ベルギー王国ポルトガル共和国ルクセンブルク大公国ポーランド共和国
ハンガリー共和国チェコ共和国スロバキア共和国スロベニア共和国
エストニア共和国ラトビア共和国リトアニア共和国キプロス
マルタ共和国 


*お問い合わせは東北大学附属図書館参考調査係まで

東北大学附属図書館
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