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東北大学のみなさまへ

ほんの小さな衝動で始まった活動が、強く儚いメッセージとなってみなさまの元にこうして届けられたこと、たいへん嬉しく感じております。

目を開けると消えた日常、目を閉じると瓦礫の風。そんな故郷で出逢った、前を向いて生きる人々の尊さと美しき誇りを、どうしても伝えずにはいられなくて、私たちは「復興の狼煙」ポスターを制作しました。

しかし、この東北人の強い気概をもってしても、現実に立ちはだかる復興への道のりは高く険しく、長き旅路となることでしょう。
だからこそ今、東北の英知の底力を見せる時なのかもしれません。

今この時、この東北の地に身を置き学んでいるみなさんは、被災の上に立ち被災の上で学んでいるということ。
この大きな経験を糧として育む英知が、東北の復興を創造する壮大なパワーとなってくれることを心から願っています。

どうか託させてください。

美しき東北の未来、みなさまのその手に。

「復興の狼煙」ポスタープロジェクト制作者