平成22年10月16日(土)、企画展記念講演会が附属図書館本館4階会議室で開催されました。
■講師:本学大学院国際文化研究科 石川秀巳教授
■演題:江戸小説の創り方 ― 曲亭馬琴『高尾船字文』の場合 ―
江戸時代における小説の創り方を、曲亭馬琴の『高尾船字文』を例に、伊達騒動や水滸伝の解説を交えて講演して頂きました。
満席の会場では、皆様が興味を持って熱心に聴講され、講演後のアンケートでも好評でした。(写真右上は質問中の様子です。)
◆ アンケートの感想 ◆
- 仙台の伊達騒動と水滸伝が結びつくのが思いがけなくおもしろかった。(一般の方)
- 先生のお話はわかりやすくて、とても有意義な時間をすごせました。またこのような講演をして頂けるとうれしいです。(本学OG)
- 複数の物語をリミックスして新たな物語を創る手法が、現代のコミックマーケットでの二次創作に類似していて興味深かった。(本学教職員)
※現代コミックの二次創作例として、浦沢直樹作の「PLUTO」があります。(鉄腕アトムより二次創作)
- 江戸の小説の創り方を初めて知りました。面白かったです。(一般の方)
- 大変有意義でした。私は名取で、伊達騒動をテキストとして、読みくだいています。(一般の方)
- 当時の出版のシステムが興味深く、面白いと思いました。(本学学生)
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