東北大学附属図書館 夏目漱石ライブラリ |
■7月16日 小説中々進まず。しかし是が本職と思ふと、いつ迄かゝつても構はない気がする。暑くても何でも自分は本職に力めているのだから不愉快の事なし。「それから」は五月末日に起稿今六十三四回目なり。 (明治42年7月16日(金) 日記)
(『漱石全集』 第二十巻)
虞美人草のわからないと云ふのはうちへくるものからも大分きゝます然し是は情緒が分らなひのではなく文章の構造と智的の解釈が思ふ様にゆかぬ意味と思ひます。 (明治42年7月16日(火) 日記)
(『漱石全集』 第二十三巻)
※参考文献 |
Copyright(C) 2009 Tohoku University Library 著作権・リンクについて |