東北大学附属図書館 夏目漱石ライブラリ |
■6月8日 ○此間から湯屋に入つて、上つて、煉瓦塀の外を見ると、向側の古門の肩にうつぎが白赤綺麗に見ゆ。杉垣の上に松蔽ひかゝる。是は余の隣家にて余の家よりも五六尺低し。 (明治43年6月8日(水) 日記)
(『漱石全集』 第20巻)
※漱石は、明治43年5月頃から胃病に苦しんでおり、6月6日、長与胃腸病院を訪れた。6月18日には、同病院に入院することとなる。この間のことは、日記及断片に記されている。 ※参考文献 |
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