東北大学附属図書館 夏目漱石ライブラリ


■6月18日


濃陰。胃腸病院に入院。床が敷いてあるから寐る。午飯、牛乳、玉子、刺身。米飯三杯。夜。牛乳、玉子、茶碗蒸但し中味何もなし。
(明治43年6月10日(金) 日記)
(『漱石全集』 第20巻)


※漱石は、明治43年5月頃から胃腸の不調を感じており、この日、長与胃腸病院に入院した。
※関連資料 日記及断片



 私は字も下手だし俳句も作らないし夫からさう一々人の索に応ずる訳にも行かないから近来短冊などを書いて人にやる事もやめました。然し貴方には書いて上げたいと思つて居りました。夫はあなたは小さい女の子だらうと思つたからです。
(明治43年6月18日(火)西原国子宛て書簡)
(『漱石全集』 第24巻)


参考文献



Copyright(C) 2009 Tohoku University Library 著作権・リンクについて