東北大学附属図書館 夏目漱石ライブラリ |
■6月12日 ○勾欄のすぐ前にある芭蕉を臨む。日落ちてからが猶快よし。暗いうちに微かに大きな葉の重なる気色が窺へる。 (明治43年6月12日(日) 日記)
(『漱石全集』 第20巻)
※漱石は、明治43年5月頃から胃病に苦しんでおり、6月6日、長与胃腸病院を訪れた。6月18日には、同病院に入院することとなる。この間のことは日記及断片に記されている。 ※参考文献 |
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