東北大学附属図書館 夏目漱石ライブラリ


■2月8日


 紅梅にあはれ琴ひく妹もがな
 三日雨四日梅咲く日誌かな
(明治29年 俳句)
 明た口に団子賜る梅見かな
 いざ梅見合点と端折る衣の裾
 駒犬の怒つて居るや梅の花
 紅梅や姉妹の振る采の筒
(明治32年 俳句)
 紅梅や舞の地を弾く金之助
(大正4年 俳句)


※漱石は、生涯に約2400の俳句を残しているが、植物を扱った句の中では梅花を詠んだものが最も多い。
参考文献


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