東北大学附属図書館 夏目漱石ライブラリ


■12月26日


 御地は年の暮やら新年やらにて嘸かし賑かな事と存候当地は昨日が「クリスマス」にて始めて英国の「クリスマス」に出喰はし申候
 柊を幸多かれと飾りけり
 屠蘇なくて酔はざる春や覚束な
(明治33年12月26日(水) 正岡子規あて書簡)
(『漱石全集』 第22巻)


※明治33年(1900)、漱石33歳。英国に留学中だった。
※日本でクリスマスが行なわれるようになったのは、明治7年(1874)頃であり、明治20年代にはクリスマスカードが輸入されているという(『江戸東京学事典』)。
参考文献


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