らいぶらり NOW no.47


あなたも『怪の世界』をのぞいてみませんか?

東北大学附属図書館常設展(第1回)


 未知なるもの『怪』は、畏怖を感じさせると同時に人の心を惹きつけてやみません。その好奇心・探求心は、今昔や東西を問わず様々な表現を生み出してきました。
 今回は、和書を中心に『怪』をテーマとする資料を、次のような構成で展示していきます。


    ○期  間: 平成10年8月3日(月)〜9月26日(土)(日曜・祝日を除く)

      第一部 『怪の世界』への招待  8月 3日(月)〜8月15日(土)
      第二部 『怪の世界』の生物   8月17日(月)〜8月29日(土)
      第三部  幽 霊        8月31日(月)〜9月12日(土)
      第四部  妖 怪        9月14日(月)〜9月26日(土)
      常設部  所蔵文庫の紹介    常  時

     

    ○場  所: 東北大学附属図書館エントランスホール 展示コーナー
     

    ○展示内容:

      第一部 『怪の世界』への招待 −近代の妖怪研究−
            ・井上圓了「妖怪学講義」、L.ハーン「怪談」など、妖怪に関する図書展

      第二部 『怪の世界』の生物 −珍奇な生物たち−
            ・天狗、人魚、河童、龍などに珍奇な生物に関する図書展

      第三部  幽 霊 −源氏物語と日本四大怪談−
            ・四谷怪談、皿屋敷、牡丹灯籠など、幽霊に関する図書展

      第四部  妖 怪 −妖怪画・妖怪話・妖怪の節句−
            ・妖怪話、妖怪漫画など、妖怪に関する図書展

      常設部  当館所蔵文庫の紹介 −『怪』に対する興味・関心−
            ・漱石文庫、狩野文庫、中村文庫の紹介

       

※資料に見られる『怪』に対する姿勢は、いかにも恐ろしそうに描いているもの、滑稽に描いているもの、『怪』の実在を前提とした研究、また、実在を否定する研究など、様々なものがあります。
 それぞれの作品の、それぞれの視点をどうぞお楽しみ下さい。
 なお、展示内容は、予告なしに変更することがありますので、ご了承ください。

 附属図書館本館では、このたびエントランスホールに展示コーナーを新装・開設し、当館が所蔵する各種の蔵書を様々なテーマをもとに展示することにいたしました。
 秋には特に貴重書を中心とした企画展示を計画していますので、ご期待ください。


東北大学附属図書館